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AGVバッテリー交換の課題を解決!製造現場の生産性を高める自動充電の秘策とは

AGVバッテリー交換の課題を解決!製造現場の生産性を高める自動充電の秘策とは

深刻な人手不足に直面する製造現場では、搬送の自動化が進む一方で、バッテリー交換に伴うダウンタイムや人的工数が生産性向上のボトルネックとなっています。今、経営視点で求められるのは、人の手を介さない真の自動化です。

この記事では、従来のバッテリー交換方式と最新のワイヤレス充電(自動充電)の違いを徹底比較し、現場の生産性を劇的に高める給電の最適解をご紹介していきます。

関連記事:AGV(無人搬送車)とは?種類や仕組みから導入メリットまで解説

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AGVの稼働率を左右するバッテリー交換の隠れたコスト

製造業の現場において、搬送の自動化を担うAGV(無人搬送車)は不可欠な存在です。しかし、多くの経営層が見落としがちなのが、その運用維持にかかる隠れたコストです。

人手不足の現場で充電工数が利益を削っている現状

現在の日本国内の製造業は、深刻な人手不足と人件費の高騰という構造的な課題に直面しています。特に現業職の不足は著しく、貴重な人的リソースをAGVのバッテリーを入れ替えるという非付加価値業務に費やすことは、企業競争力を維持する上で大きな損失となります。賃上げによる利益圧迫が続く中、無人であるはずの搬送システムに人の手が必要な状態は、経営効率を低下させる大きな要因です。

バッテリー交換に伴うロスタイム(ダウンタイム)の損失

従来の予備バッテリーとの交換方式では、AGVの充電残量が少なくなると、機体を稼働ラインから一時的に離脱させ、交換エリアまで移動させる必要があります。この移動時間、作業待ち時間、そして作業そのものにかかる時間は、すべて工場の稼働を止めるダウンタイムです。24時間稼働を目指す高度な生産体制において、この断続的なロスタイムは、年間を通算すると莫大な生産機会の損失へとつながります。

現場の安全性を脅かすリスクと人的負担

バッテリー交換作業には、単なる工数以上の経営リスクが潜んでいます。

  • 身体的負担と怪我のリスク:数十キログラムにおよぶ重量物のバッテリー運搬は、作業員の腰痛や、落下による指の挟み込み、足への怪我を招く恐れがあります。
  • ショートや機器破損の懸念:電極の接続ミスによるショートや、誤った充電器の使用によるバッテリーの膨張・発火など、人為的なミスが重大な事故を引き起こすリスクも排除できません。
  • コネクタの消耗:高頻度な着脱を繰り返すことで接続端子が摩耗し、接触不良やコネクタの破損を招き、予期せぬメンテナンスコストを発生させます。

AGVの主要な充電方式とそれぞれの限界

搬送の自動化を真に完結させるには、給電方式の選定が鍵となります。

①有線充電(手動)

家庭用電化製品のようにプラグを差し込んで充電する方式です。導入コストは低いものの、充電のたびに人の手が必要になるため、省力化の恩恵は限定的です。人手不足が深刻化する現在の環境下では、長期的な経営視点で見ると最も高コストな選択肢となり得ます。

②接触式自動充電

充電ステーションに設置された電極と、AGV側の受電端子を物理的に接触させて充電する方式です。人の手は省けますが、製造現場特有の油、塵埃(粉塵)、水分によって接点が汚れやすく、スパーク(火花)の発生や通電不良のリスクがあります。安定した稼働を維持するためには、定期的な接点の清掃や部品交換という人的メンテナンスが避けられません。

関連記事:ワイヤレス給電と接触式自動充電の比較!コスト・効率・耐久性の違いとは

③ワイヤレス給電システム(非接触)

物理的な接点を持たず、電磁誘導などの原理を用いて空隙を介して給電する方式です。ナブテスコが提案するこのシステムは、製造現場の厳しい環境においても接点の摩耗という概念そのものが存在しません。停止ポイントに停車するだけで自動的に給電が開始されるため、メンテナンスフリーで完全無人の給電体制を構築可能です。

関連記事:ワイヤレス給電の仕組みとは?電磁誘導・磁界共鳴・電波受信・電界結合方式について解説

ワイヤレス充電導入がもたらす投資対効果(ROI)の最大化

設備投資の判断において、初期投資以上に重視すべきは運用の総コスト(TCO)と、それが生み出す付加価値です。

人的リソースの最適化:交換作業から付加価値業務へのシフト

ワイヤレス充電により給電プロセスを完全に自動化することで、作業員はバッテリー交換というルーチンワークから解放されます。浮いた人的リソースを、改善提案や高度な生産管理などの利益を生む付加価値業務へ再配置することが可能になります。これは、労働生産性の向上を目指す中小企業にとって非常に効果的な人への投資の一環といえます。

鉛バッテリー・リチウムイオン電池の寿命改善とコスト削減

従来の交換方式では、バッテリーを使い切るまで使用してから充電することが一般的でした。しかし、これはバッテリーに大きな負荷を与え、劣化を早める原因となります。ワイヤレス給電なら、荷積み・荷下ろしなどのわずかな停車時間を利用した継ぎ足し充電(チャンスオート)が可能です。バッテリー残量を常に高い水準で維持することで、充放電深度を浅く保ち、バッテリー自体の寿命を大幅に延ばすことができます。その結果、高価なバッテリーの交換頻度が下がり、長期的な備品コストの削減に直結します。

関連記事:AGVバッテリーの選び方を解説!リチウムイオン・鉛蓄電池を徹底比較

予備バッテリーと充電スペースの削減による空間活用

手動交換方式では、AGVが稼働している間に充電しておくための大量の予備バッテリーと、それを置くための広大な充電棚スペースが必要です。ワイヤレス充電を導入すれば、稼働中のAGVがそのまま充電されるため、予備バッテリーは不要になります。これまで充電スペースとして占有されていたフロア面積を生産ラインの拡張や保管場所として有効活用でき、工場の坪当たり生産性を高めることができます。

製造現場のDXを加速させるナブテスコのワイヤレス給電ソリューション

製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)において、物理的な搬送の自動化は基盤となります。ナブテスコは、その基盤を支えるエネルギーインフラの高度化を提供します。

過酷な製造現場(油・水・塵埃)でも安定稼働する高い信頼性

ナブテスコのワイヤレス給電システムは、非接触であるため、端子が剥き出しになっていません。そのため、油が飛散する金属加工現場、粉塵が舞う木材・セメント工場、あるいは水滴のかかる環境でも、絶縁不良やスパークのリスクなく安全に稼働し続けます。環境変化に左右されない高い信頼性は、生産計画を狂わせないための生命線です。

既存のAGV・AMRへ後付け可能な柔軟なシステム設計

新設の自動化ラインはもちろん、すでに稼働している既存のAGVや最新の自律走行ロボット(AMR)に対しても、ナブテスコのシステムは柔軟に対応します。大規模な改修を伴わず、まずは一部のラインから試験的に導入するスモールスタートも可能です。自社の成長段階に合わせたスケールアップを支援します。

ナブテスコが提案する止まらない現場の構築

私たちのソリューションは、単に給電を行うだけではありません。製造現場の全体最適を考慮したデジタル実装を支援し、24時間365日、人の手を介さずにAGVが稼働し続ける真の自動化工場を実現します。給電のボトルネックを解消することが、企業の稼ぐ力を最大化する最短ルートとなります。

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まとめ

AGVのバッテリー交換に伴う人的負担と稼働停止時間は、製造業の成長を阻害する隠れた損失です。

ワイヤレス給電への転換は、単なる設備の入れ替えではなく、深刻な人手不足への対策であり、労働生産性を劇的に高めるための戦略的投資です。ナブテスコのソリューションは、現場の安全性を守り、コストを削減し、止まらない現場の実現に寄与します。給電の最適化から、次世代の製造経営を共に創り上げましょう。

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