
深刻な人手不足が続く製造業では、過酷な現場での自動化が急務です。防水機能を備えたAGVの導入が進む一方、従来の接触式充電では水や汚れによる接点の劣化やショートのリスクが避けられず、メンテナンス工数とダウンタイムが経営課題となっています。
この記事では、防水AGVの運用を真に安定させるために不可欠な非接触給電の優位性を解説し、メンテナンスコストの削減と生産性向上を両立するナブテスコのワイヤレス給電ソリューションをご紹介していきます。
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防水AGV(無人搬送車)が必要とされる現場の現状
昨今の雇用情勢をみると、製造現場を支える現業職の不足が際立っています。こうした人材難を背景に、これまで人の手に頼っていた運搬業務を自動化するニーズが急速に高まっています。
食品・医薬・化学工場における水洗い現場での無人化ニーズ
徹底した衛生管理が求められる現場では、設備を頻繁に水洗いする必要があります。こうした環境下で稼働する搬送機には、高い防水性能が必須です。
建屋間搬送など、雨天時も止まらない屋外運用の拡大
サプライチェーンの強靭化や物流リードタイムの短縮を目的に、建屋を跨いだ屋外での無人搬送が拡大しています。雨天などの悪天候下でも安定して稼働し続ける防水AGVの重要性は増すばかりです。
従来の接触式充電が抱える防水運用のリスクと限界
防水AGVを導入しても、給電方式が接触式のままでは、運用面で解決できないリスクが残ります。経営層にとって、労働力不足による供給制約は国際競争力の維持を危うくする死活問題です。この課題を克服するためには、単なる自動化にとどまらず、省力化投資やデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて労働生産性を向上させていく必要があります。
水・汚れによる接点トラブルが招く予期せぬダウンタイム
接触式充電は、電極を物理的に接触させて通電させる仕組みですが、水分や汚れに極めて弱いという特性があります。
接点の摩耗・腐食によるスパーク(火花)や通電不良の懸念
水洗いや湿気により接点が腐食すると、通電効率が低下するだけでなく、接触不良によるスパークが発生するリスクがあります。
湿気による短絡(ショート)や機器故障のリスク
接点部分に水分が付着した状態で通電すると、ショートによる基板故障や、最悪の場合は発火事故につながる恐れがあり、安全面での懸念も払拭できません。
メンテナンスコストの増大と貴重な人的リソースの損失
トラブルを未然に防ぐためには、接点部分の頻繁な清掃や、摩耗した部品の交換という定期的なメンテナンスが不可欠です。本来、搬送の無人化によって省力化を図るはずが、給電システムの維持のために人的リソースを割き続けることになり、労働生産性の向上を阻害する要因となっています。
接点トラブルをゼロにするワイヤレス給電の圧倒的優位性
これらの課題を根本から解決するのが、非接触で電力を供給するワイヤレス給電です。
非接触だから実現できる、水濡れ・粉塵に強い安定給電
ワイヤレス給電は物理的な接点を持たないため、水や油、粉塵が舞う環境でも影響を受けることなく安定した給電が可能です。
物理的な接点がなく、完全密封構造にできるメリット
送電部と受電部をケース内に完全に密閉できるため、水洗いが頻繁な現場や屋外環境でも絶縁劣化を気にする必要がありません。接点トラブルによるダウンタイムをゼロに近づけることができます。
自動充電(チャンスオート)による24時間止まらない現場の構築
ワイヤレス給電は、AGVが停止ポイントに立ち寄る際、自動で小まめに給電を行う運用(チャンスオート)に適しています。
停車ポイントでの小まめな給電が実現する真の無人化
従来の使い切ってから交換・充電という運用から脱却し、作業の合間に自動給電を繰り返すことで、バッテリー残量を常に高い水準に維持できます。また、重量物であるバッテリーの交換作業を無くすことで、作業員の腰痛リスクや落下事故などの労働災害を防ぐ、人材経営の観点からも大きな意義があります。
製造現場のDXを牽引するナブテスコのワイヤレス給電ソリューション
搬送自動化の質を高め、工場の付加価値を向上させるための有力な手段が、ナブテスコのワイヤレス給電システムです。過酷な産業現場での使用を前提として設計されており、接点の清掃や交換といった手間を省くことで、メンテナンスフリーな運用を実現します。
新設のラインだけでなく、すでにお使いの既存のAGVや最新のAMR(自律走行搬送ロボット)へも柔軟に導入可能です。小規模なラインから試験的に導入し、その効果を確認しながらスケールアップしていくスモールスタートにも適しています。
ナブテスコが支援する製造機能の全体最適と投資対効果(ROI)
搬送のボトルネックを解消することは、製造部門だけでなく物流、営業部門とも連携した製造機能の全体最適化への貢献につながります。給電の完全自動化は、人的コストの削減と稼働率の最大化をもたらし、中長期的な視点での高い投資対効果(ROI)をお約束します。
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まとめ:給電システムの選択が、工場の稼ぐ力を左右する
激変する外部環境において、現状維持のやり方では企業の持続的発展は困難です。特に過酷な環境下での搬送自動化において、給電システムにワイヤレスという選択肢を持つことは、もはや単なる設備更新ではなく、工場の稼ぐ力を最大化するための経営判断そのものです。
中長期的な運用コストの削減と、人手不足に左右されない強靭なサプライチェーンの構築に向けて、ぜひ一度ナブテスコのワイヤレス給電ソリューションをご検討ください。
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