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「ドローンポール」の実証実験を開始

~自律飛行可能なドローン向けのワイヤレス給電・充電システム~

ナブテスコ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木村和正)、ヨシモトポール株式会社(本社:東京都千代田区、社長:石原晴久)、ブルーイノベーション株式会社(本社:東京都文京区、社長:熊田貴之)の3社はワイヤレス給電・充電システムを搭載した充電ステーションである「ドローンポール」の実証実験を、この度、開始しましたのでお知らせします。

 

■実証実験の目的

労働人口の減少による物流機能の補完や災害時の点検監視など社会インフラとして自律飛行可能なドローンの活用が、今後、ますます求められることが想定されています。

経済産業省の進めるデジタルライフライン全国総合整備計画では、アーリーハーベストプロジェクトとしてインフラ管理のDX化、自動運転サービス支援道の設置、ドローン航路180km以上を掲げており、ドローンによる河川やダムなどのインフラ点検の実装・実現に向けた取り組みを行っています。
こうした背景のもと、現在ドローンの充電においては、頻繁に人の手によるバッテリー交換が必要であり、飛距離や充電効率の観点から、人の手を介さない屋外での充電設備の拡充が課題となっています。これらの問題を解決するために、ワイヤレス給電・充電システムを用いた「ドローンポール」の共同開発を進めてまいりました。
この度、ドローンポート機能に特化したデータ取得を行うために、実証実験を実施する事となりました。

 

■実証実験の詳細

実証実験の開始にあたり、災害時の避難広報、被害状況把握および平時の巡視点検等をユースケースと設定し、設置条件、着陸条件、充電機能およびデータ転送機能の要件定義を行いました。要件に基づき、屋外に設置したドローンポート上で着陸したドローンのバッテリーをワイヤレス充電した事を確認しました。今後も実証実験を重ねて、ドローン運行管理、充電管理、各種センサーによる状態監視機能に加え、軽量かつ小型、位置ズレ許容範囲が広い等のワイヤレス給電・充電システムの特長をさらに活用してまいります。


■今後の展開
当社は『未来の”欲しい”に挑戦し続けるイノベーションリーダー』として、ワイヤレス給電・充電システムビジネスを拡充し、ドローンを活用しやすい社会を実現することで、社会のインフラを支え、人々の安全・安心・快適な生活に貢献することを目指しています。
ワイヤレス給電・充電システム実現にむけて今後も「ドローンポール」の実証実験を継続してまいります。

高さ8mのポールに設置したドローンポートでのワイヤレス充電を実施

DronepolePoC1.png

実証実験の様子はコチラをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=9zfqlYr24T8&t=2s

 

■共同開発における各社の役割

ナブテスコ株式会社:日本におけるWiBotic社の独占代理店として、ワイヤレス給電・充電システムを用いた機器、ソフトウェアの提供を行ってまいりました。これらの知見をもとに、自動給電機能に優れたドローンポートの開発を行います。

ヨシモトポール株式会社:通信、電力、防災等をはじめ幅広く柱の開発、取付等を行ってまいりました。これらの知見をもとに、UGVUnmanned Ground Vehicle)との連携や5G通信のスポット提供等、設置場所のニーズに合わせたスマートポールを開発します。

ブルーイノベーション株式会社:ハード、ソフトの両面からドローンの様々な活用方法を提案してまいりました。ドローンに対する深い見識をもとに、プロジェクト全体を包括的に監修します。

■問い合わせ先

ナブテスコ株式会社   イノベーション戦略室 CVC推進部
                          電話番号:03-5213-1179
                           Email:WPTS_Sales@nabtesco.com

 

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